ジョージ・ソロス氏の投資ファンドが昨年、仮想通貨の活用に積極的な米イーコマース大手オーバーストックの3番目の筆頭株主になった。米CNBNが15日伝えた

 オーバーストックのパトリック・バーンCEOは仮想通貨積極派で、昨年には小売事業を売却してブロックチェーン事業にフォーカスしようかと思っていると述べたほどだ。

 2014年にビットコイン払いを受け付けはじめた最初のイーコマース大手となって以来10社のブロックチェーン子会社に投資しており、昨年12月からはtZEROというトレーディングプラットフォームのICOを実施。これまでに50億円以上調達している。

 米証券取引委員会(SEC)の書類によると、ソロス・ファンドマネジメントは17年の第4四半期末の時点でオーバーストックの株を247万2188株を所有していたようだ。

 ソロス氏は仮想通貨を「典型的なバブル」とする一方で、米国IT大手の寡占にも警笛を鳴らしており、フェイスブックとグーグルの株を売却。仮想通貨にのめりこむオーバーストック株を買うことで仮想通貨に乗り換えたのかもしれないーー。