コインベースのイーサリアムのレイヤー2ネットワーク「ベース」が、高いトランザクション処理能力を記録している。
プロトコル責任者のジェシー・ポラック氏が4月9日、ベースが1秒間あたり300~400のトランザクションを処理しており、「問題なく達成されている」とのべた。
ただしチェーンスペクトによると、ベースのリアルタイムのトランザクション処理速度(TPS)は26.8で、記録された最高TPSは292だ。
レイヤー2エコシステムの分析プラットフォームL2ビートは、ベース上での平均トランザクション処理速度が4月8日にピークの37に達し、イーサリアムの14TPSの2倍以上だったと報告している。

匿名のトレーダーのワズ氏はポラック氏の投稿に対し、もし観測が正確ならベースはソラナネットワークと同じTPSを達成しているかもしれないと指摘した。「間違っていたら訂正してほしいが、もしそれが真実ならベースは今ソラナと同じTPSを行っている」とワズ氏は付け加えた。彼はソラナの報告された1000TPSの約60%が失敗したトランザクションであり、実際のTPSは400に近いとも語った。
ソラナベースのヘリウスラボのマート・ムムタズCEOはポラック氏のTPS数値に疑問を投げかけ、失敗したトランザクションはベースの数値に含まれていないと主張した。彼は実際のTPSは41だったと付け加えた。