レイヤー1ブロックチェーンで去年秋から大幅に値上がりしていたソラナ(SOL)がここにきて反落している。
ソラナは年末に123ドルまで上昇していたがビットコインETF承認後買いが一巡し下落している。これまでの24時間で700万ドル(9億8700万円)のポジションが清算された。清算されたポジションの大部分(600万ドル超)がロング(買い)ポジションだった。
もちろん反落しているのはソラナだけではない。コインテレグラフのデータによると仮想通貨市場全体では過去24時間で8800万ドル(124億800万円)の買いポジションが清算され、さまざまな取引所で合計1億2600万ドル(177億6600万円)の清算が発生した。
昨年10月から12月にかけて価格を6倍にまで伸ばしたソラナだったが3ヶ月ぶりに勢いを失い反落したかたちだ。
ソラナの取引量も減少
また、ソラナベースの暗号資産の取引量も1月初旬に12か月最高値を記録した後、減少の一途を辿っている。
ソラナネットワーク上の活動的なウォレットアドレスの数にも変化がある。12月21日の年間最高値の約98万1000個から現在の約59万9000個に減少している。
ソラナにとって直近の好材料は分散型レンディングプロトコル大手であるアーヴェのガバナンス機関が、ネオンEVMにアーヴェv3を展開する提案を検討しているとの発表だった。
ネオンEVMはソラナネットワーク上でイーサリアムの分散型アプリを可能にするスマートコントラクトプラットフォームだ。今回の提案はソラナブロックチェーンにアーヴェの貸出サービスを拡大することを目指している。承認されればアーヴェはソラナの流動性を貸出サービスに活用できるようになる。