米ヘッジファンドのスカイブリッジ・キャピタルを率いるアンソニー・スカラムーチ氏は、3億1000万ドルでビットコインファンドを4日から開始した。CNNが報じた。

既報のように、スカイブリッジは2020年にビットコインファンド設立に向けて米証券取引委員会(SEC)に申請書類を提出。4日から外部投資家の受け付けを始めた。最低投資額は5万ドルからで、大口投資家を対象としている。

同ファンドの目標は、機関投資家へのビットコインのエクスポージャーを提供することだ。スカラムーチ氏はCNNのインタビューで、ビットコインについて「デジタルゴールドと言える。送金が容易で、発行量が限られているビットコインを愛している」と話した。

同氏はもともと仮想通貨には懐疑的な態度だったが、スタンリー・ドラッケンミラー氏やポール・チューダー・ジョーンズ氏など著名投資家がビットコインを購入・保有していることを受けて、考えを改めたという。

現在のビットコインの上昇について、バブルである可能性については否定しなかったすカラムーチ氏だが、ビットコインへの需要が高まっていることは事実だと主張した。

「より魅力的なのは、人々が多くのお金を稼ぐことができるということだ。ビットコインは連邦準備制度理事会(FRB)の政策やゴールドのような供給問題に左右されない。ビットコインは供給以上に需要がある。価格は上昇を続けるはずだ」