26日の仮想通貨ビットコインは下げが一旦は落ち着いており、8800ドル前後で推移している。ここ数日で1000ドル以上の下落を見せているビットコインだが、デリバティブ取引所のデータからは反発の兆しも見えている。
(出典:Coin360 5月26日午前11時00分)
Byzantinegeneralがテレグラムに投稿したデータによると、ビットメックスやOKExといったデリバティブ取引所でのビットコイン先物のファンディングレート(資金調達率)が低下していることが明らかになった。これまでに極端なファンディングレートはトレンドの反転時に見られることが多いことがわかっている。
(出典:Byzantinegeneral)
ビットメックスやバイナンスの先物は、ロングとショートのバランスを取るために資金調達(ファンディング)と言われるシステムを採用している。もしショートが多くなれば資金調達率はマイナスになり、ショートしているトレーダーはポジションの一部でロングのトレーダーに補償を支払う仕組みだ。
例えば、もしトレーダーがビットコイン先物で5万ドルショートした時の資金調達率がマイナス0.03%だったら、そのトレーダーは8時間ごとに15ドル、24時間で45ドルをロングのトレーダーに支払わなければならない。
今回提示されたデータではファンディングレートが負の領域に入っていることから、買い手よりも売り手が多いことがわかる。
下落に警告する声も
一方で今後にさらなる下落を指摘する声もある。
仮想通貨デリバティブトレーダーのCanteringClerk氏は今後7300ドルと6700ドル下落する兆候が見られると主張した。
Likely done with any longs outside of intraday plays, i.e. longer swing positions, until we put in some type of strong PA down in blue.
— Cantering Clark (@CanteringClark) May 25, 2020
Call a spade a spade.#Bitcoin is pretty formulaic, lose black and you are coming down to ugly numbers. pic.twitter.com/au9n1iNvQf