米国証券取引委員会(SEC)が、ビットコインETFに関する一般コメントの受け付けを始めた。米国市民が対象というがオンラインや手紙でコメントできるようになっているため、ビットコインETFについて日本人の意見も届けることはできるようだ。

 SECは、シカゴオプション取引所(CBOE)からビットコインETF(上場投資信託)を証券として扱うように申請があったことを受けてコメントの受け付けを開始。イーサリアム ・ワールド・ニュースによると、米国の政府機関は、国の行く末に影響を与える全ての事柄について市民の意見を聞く義務があり、議会を通して聞くか、直接聞くか、選択肢があるという。今回SECは、後者を選んだというわけだ。コメントの方法は、オンラインのフォーム、Eメールと手紙がある。今回の申請ナンバーは、SR-CboeBZX-2018-040だ。

 執筆時点で閲覧可能なコメントは42件。「このETFを全ての投資家にオープンにしてくれ」や「仮想通貨の投資家として規制されたETFは投資家保護につながる」といった声が出ている。

 ビットコインETFが実現すれば仮想通貨相場にとって追い風になるという見方は多い。先月末には香港の仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOがSECによるビットコインETF承認をきっかけに年末のビットコインの価格は5万ドルをつけると予想した