米証券取引委員会(SEC)は、グレイスケールによるビットコイン上場投資信託(ETF)の申請を承認するかどうかの決定を再び延期した。

2月4日に公表された発表によれば、SECはグレイスケールが計画しているグレイスケール・ビットコイントラスト(GBTC)をスポット型のビットコインETFに転換させる計画について懸念を表明している。SECは、ビットコイン市場での価格操作の問題を防ぐように設計されているかどうかに問題を提起しており、この面について利害関係者に書面で回答するように求めた。

グレイスケールは昨年10月、GBTCをビットコインETFに転換するという申請をSECに提出している。2か月も経たない12月にSECはグレイスケールの申請を延期すると決定していた。今回は2度目の延期ということになる。

グレイスケールは2月4日時点で365億ドルの資産を運用している世界最大のデジタル資産運用会社だ。GBTCは、その総資産の70%を占めている。