仮想通貨取引所FTXの創設者であるサム・バンクマン=フリード氏は2日Twitterでマイニング企業の買収に関して「そのスペースには全く目を向けていない」と否定した。

「なぜFTXとマイニング企業についてのミームが広がっているのかわからない、実際は、我々はこのスペースにあまり注目していない」

同社がマイニング会社の買収を検討しているという憶測は、1日に行われたブルームバーグのインタビューがきっかけになった。バンクマン=フリード氏が、マイニング業界について「魅力的な機会」の可能性を否定したくはないと述べたためだ。

「私たちにとって本当に魅力的な機会がやってくるかもしれない。その可能性は絶対に否定したくない」

しかし、この発言は文脈から外れていたという。バンクマン=フリード氏は、同社が「特にマイニング会社に注目しているわけではない」一方で、マイニング会社と「喜んで会話をする」ことを意味していたようだ。

バンクマン=フリード氏はまた、インタビューの中で、マイナーは同社のコア戦略に適合せず、買収の観点からも相乗効果を見出せないと述べている。

"仮想通貨マイニング業者との統合が必要な特別な理由は見当たらない。"

さらに「戦略的な観点から、買収することによる特別明白なシナジーはない」と否定した。