韓国のサムスン電子は、仮想通貨のマイニング用ASICチップの製造で、カナダのスクワイア・マイニング社と提携した。BTCニュースが27日伝えた。
特定用途向け集積回路(ASIC)の回路設計をGaonchips社が、ASICチップを量産するためのファウンドリサービス提供をサムスン電子が担う。
サムスンは5月、ASICチップの需要の増加により、2018年第1四半期の連結収益の73%に貢献したと明らかにした。これには、当時のビットコインの価格が1万ドルを超えていたことも関係している。
現在の仮想通貨市場は、ピーク時から70〜80%も価格を落としている。マイニング機器メーカー最大手のビットメインは、仮想通貨取引所ビットメックスの調査により、2018年第2四半期に約4億ドル(約440億円)近い純損失を計上した可能性が指摘されているが、最近は7nm FinFETを搭載した新たなマイニングチップのBM1391を発表している。また、競合のEbang Communicationも、ハッシュレートが最大44TH/s(テラハッシュ)の新しいマイニング機器を発表したばかりだ。
スクワイア社はリリースで以下のようにコメントした。
「我々のフロントエンド開発チームのエンジニアとプログラマーは現在、スクワイア社初のASICチップをGaonchips社と開発している。ビットコイン、ビットコインキャッシュ、その他の関連通貨を採掘する」