ビットコイン(BTC)が14日午後、49500ドルを突破し史上最高値を更新した。

強い値動きの背景にあるのが、ステーブルコインへの資金流入だ。仮想通貨データ分析会社CryptoQuantによると、ここ最近ステーブルコイン供給比率(SSR, Stablecoin Suppy Ratio)が上昇しており、先物主導でなく現物需要が上昇していることを示しているという。ステーブルコイン供給比率とは、ステーブルコインの時価総額対ビットコイン時価総額の比率だ。

BTC/ドル 4時間足チャート

 

ステーブルコイン時価総額対ビットコイン時価総額の比率

また、ビットコインを採掘するマイナーによる売り圧力も収まっているという。仮想通貨分析に詳しいLex Moskovski氏はツイッターで「直近の二週間、マイナーはビットコインを積極的に売っていない。価格上昇を見込んでいるか、手持ちのビットコインが減ったかだ」とコメントしている。

ビットコインは2月初までの約一か月間38000ドル以下で推移していたが、ここを明確に抜けたことで上昇への期待は高まっている。