中東の過激派組織ハマス、仮想通貨での資金調達で新手法 規制当局を撹乱

パレスチナのガザ地区を事実上支配する過激派武装組織ハマスは、仮想通貨で資金調達する上で規制当局の目をかいくぐるために複雑な手法を使っている。ブロックチェーン分析企業エリプティックの研究者が発見し、26日にロイターによって報じられた

ハマスのグループの軍事部門「イザディン・アルカッサム」は最近、仮想通貨の資金調達メカニズムを活用。ウェブサイト上で寄付を募り、それぞれの寄付に対して新たにユニークなウォレットのアドレスを発行しているという。複数のウォレットアドレスの拡散は、規制当局の調査を撹乱する狙いがある。

イザディン・アルカッサムは、これまでに仮想通貨で約7400ドル(約82万円)の資金到達をしたという。エリプティックによると、アジアにある2つの仮想通貨取引所を経由して資金の流入があったという。法定通貨に交換されたかどうかはまだ分からない。

ハマスは、米国やEUを含むいくつかの国や国際組織からテロ組織と見なされている。このため、多くの国際銀行が反マネーロンダリング(AML)および違法テロ金融防止の仕組みを通して、同グループへのサービス提供を禁じている。ただ、ロシア、トルコ、中国は、同グループをテロ組織に指定していない。

ハマスは今年1月、支援者に対してビットコイン(BTC)を使って資金を送るよう訴えた

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Report: Hamas’ Militant Wing Using Multiple BTC Wallet Addresses to Elude Authorities