インターネット上の有名なミームである「カエルのペペ」。そのペペをモチーフにしたNFTの中でも最もレアなモノと言われている「ホーマーペペ」が、イーサリアムで205ETH(32万ドル、日本円で約3400万円)で売却された。

このユニークなカードは、シンプソンズのキャラクターである「ホーマー」と「カエルのペペ」とを組み合わせたデザインとなっている。

Peter Kell's Instagram post. Source: Instagram

カエルのペペは、アーティストのマット・フューリー氏によって描かれたマンガのキャラクターであり、ブロックチェーンでの最初のアート実験の1つである「レアペペ」を含む、無数のインターネット上のミームに影響を与えた存在だ。

ホーマーペペは、ジョー・ルーニー氏によって開発された「Rare Pepe コレクタープラットフォーム」で、ユーザーが作成したデジタルカードだ。このカードは2018年、ブロックチェーンアートの初めてのライブオークションでピーター・ケル氏によって落札された。当時の落札価格は3万8500ドル。当時としてノンファンジブルトークン(NFT)の最高価格だといわれている。

今回ケル氏は自身のインスタグラム上で、このホーマーペペを売却したことを明らかにした。

ちなみに、サンダンス映画祭で評価されたカエルのペペを巡るドキュメンタリー『フィールズグッドマン』の公式ツイッターアカウントによると、このホーマーペペの売却額(32万ドル)は映画の製作費以上だという。

ケル氏から購入した新しい所有者は”TokenAngels”。数多くのNFTをコレクションしているようだが、ホーマーペペを購入するため、「いくつかのパンクス(クリプト・バンクス)を売らなければならなかった」と説明している。