著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
ポイント
・金曜日に失速するも、3万ドル回復
・NYダウ、90年ぶりの8週連続陰線
・BTCは下げ渋り、今朝方三角持ち合いを上にブレークか
・5月16日の戻り高値31,400ドルを抜ければ底打ち感広がる
週末のBTC相場
週末のBTC相場は下に行ってこいの展開。
金曜日から土曜日にかけて30,000ドル(約385万円)から失速。29,000ドル(約370万円)割れでサポートされると、日曜日に30,000ドル台に戻している。
BTCは、木曜日に米株が小反発したことを受け30,000ドル台後半まで上昇するも上値を抑えられると、金曜日の米株が反落したことから、小さなヘッドアンドショルダーを形成し、29,000ドル割れまで下落した。
しかし引けにかけて米株が値を戻したこともあり、同水準で下げ止まると、ヘッドアンドショルダーのネックラインがレジスタンスとなり、しばらく29,000ドル台前半でのもみ合いが続いた。
日曜日に入ると29,000ドル台前半でのもみ合い圏を上にブレーク、30,000ドルにワンタッチした。
月曜日に入りCMEのBTC先物は下に約1000ドル窓を開けてオープン、米株先物がオープン後上昇したことを受け、30,000ドル半ばまで値を上げている。