ビットコイン、決戦の金曜日。イベントの影響とその後の展開を予想【仮想通貨相場】

ポイント

・44,000ドル台へ上昇
・ブラックロックCEO発言とロシアの天然ガスのBTC決済示唆が影響
・ウクライナ情勢は長期化の様相だが、BTCにはプラスとの見方も広まる
・オプション期日に向け45,000ドルトライもあるか

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上昇。

火曜日に41,000ドル（約490万円）近辺から上昇後、暫く43,000ドル（約525万円）台で上値を抑えられていたが、昨晩その水準を突破、44,000ドル（約540万円）近辺に値を伸ばしている。

GS（ゴールドマンサックス）やヘッジファンド最大手Bridgewaterのヘッドラインを機にBTCは43,000ドル台まで上昇した後、ウクライナ問題での和平交渉が難航したこともありBTCは上値を抑えられた。

しかし、Terraプロジェクトの創始者Do Kwon氏が14日にBTCを100億ドル購入するとツイート、22日にはCointelegraphがTerra関連で30億ドルのBTC購入が発生する見方を報じていたが、実際に関連のLuna財団で125百万ドルのBTC購入がチェーン上などで確認されたと報じられたこともありBTCは42,000ドル近辺から反発を始めた。

更に、世界最大の運用会社ブラックロックのCEOが顧客向けのレポートで、ウクライナ問題の影響としてBTCにプラスとの見方を示すと43,000ドル台半ばまで上昇、火曜日の戻り高値を上抜けた。

NATO首脳会談では制裁の強化とロシアへの無条件撤退要求が確認され金価格は上昇したが、EUがロシア産原油輸入禁止を見送ったことで原油価格は低下、米株市場は上昇した。

そうした中、BTCはロシア下院エネルギー委員長がBTCでの天然ガス支払いに触れたことで44,000ドル近辺まで上昇している。

本日のBTC相場

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。