ビットコイン続落、一部に明るい動きも【仮想通貨相場】

ポイント

・37,000ドル台まで下落
・中国やトルコの仲介、米議会の制裁強化の間で揺らぐ
・米ロシア産原油禁輸の実現性や影響は見えず、まだ先行き不透明な展開が続く
・BTCには一部再評価の動きも見られるが、まずはウクライナ情勢次第か

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は安値圏でのもみ合い。

海外時間に39,000ドル（約450万円）台に乗せるも、37,000ドル（約425万円）台に反落。今朝方は38,000ドル（約435万円）近辺に値を戻している。

ウクライナ情勢は週末の間に更に混迷を深め、欧米側が制裁を強化、徹底抗戦するウクライナに対しロシア側は攻勢を激化、更に停戦条件を吊り上げるなど、長期化の様相を見せてきた。

こうした中、ブリンケン米国務長官がロシア産原油の禁輸を検討していると報じられると、週明けの市場で原油価格が一時130ドルに急騰、米株先も値を崩す中、BTCは38,000ドルを割り込んだ。

その後、ロシア報道官が停戦条件を改めて明示、中国の王毅外相が調停に向けた役割を果たすことを厭わないとし、トルコが10日にロシア・ウクライナ外相会談開催を調整しているとすると、にわかに話し合い機運も流れBTCは39,500ドル近辺まで上昇した。

しかし第3回の停戦合意は避難回廊に関し若干前進しただけに終わり、一方で米議員がロシア産原油の禁輸とベラルーシへの関税引き上げに向けて超党派合意したことも嫌気され、37,000ドル台に下落した。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。