去年、ビットコイン(BTC)が80%以上下落するという予想を的中させたベテランのトレーダー、ピーター・ブラント氏(71歳)が今後2年でビットコインは5万ドルに到達するかもしれないと予想した。
テクニカル分析を得意とするブラント氏は、去年のビットコイン暴落予想のほか、年末以降の推移についての予想も的中させた。昨年末ブラント氏は、4000ドル以上の上昇はデッド・キャット・バウンス(死んだ猫でも、高いところから落とせば弾む)、つまり一時的なプラスで終わるだろうと予想。実際、ビットコインは4000ドルからなかなか上を目指せない状況が過去数カ月続いていた。
そんな中、ブラント氏は、2日のビットコイン急騰後にツイート。2015年に底を付けたときのチャートと比較し、ビットコインが放物線を描くように再び上昇しても驚かないと述べた。
Either from Dec '18 low or from retest of same (circa analog dbl bottom in 2015) it would not surprise me if $BTC enters a new parabolic phase. $btcusd pic.twitter.com/XV89Qz7P4n
— Peter Brandt (@PeterLBrandt) 2019年4月5日
また、6日にはYahoo!Financeの取材を受けて、上記のチャート比較を解説。「2017年12月~2018年にかけて起きたことは、2013年~2015年の弱気相場と似ている」とし、「10回ほど連続でアップダウンを繰り返した点」などが特徴が酷似していると述べた。その上で、今後2年で5万ドルに到達するかもしれないと予想した。
ただブラント氏は、「放物線を描くような上昇相場」になる前に、ひと休憩挟む可能性も言及。「(上昇が始まるのは)夏の終わりに2018年の安値をつけてからになるかどうかは、唯一の疑問だ」と付け加えた。