5月27日、ぺぺ（PEPE）価格が記録的な高値に達した。これは、米国におけるイーサ現物上場投資信託（ETF）の申請が承認されたことを受けて、トレーダーがイーサリアムベースのミームコインを高リスク・高リターンの機会と見なした影響が大きそうだ。
PEPEの価格は7.60%上昇し、史上最高値の0.00001725ドルに達した。5月20日に米国証券取引委員会（SEC）がイーサ現物ETFの申請を承認して以来、88%の増加を示している。
他のイーサリアムベースのミームコイン、ドージコイン（DOGE）、シバイヌ（SHIB）、およびモグコイン（MOG）も、ETF申請の承認後に大幅な上昇を記録した。
PEPEのフラクタルが6月の40%の価格修正を示唆
現在進行中のPEPE市場の上昇は、上昇価格と相対力指数（RSI）の低下との間の乖離が拡大しているため、今後数週間で疲弊する可能性がある。
PEPEの「弱気のダイバージェンス」は、上昇する価格アクションが示すほどの強さがないことを示唆しており、価格の反転を示す可能性がある。この状況は、価格の上昇とRSIの低下との間に顕著な乖離があった1月のミームコインの40%の暴落に類似している。
さらに、PEPEのRSIはすでに70を超えており、これは通常、価格修正や調整期間に先行する買われすぎ領域を示している。これにより、PEPE市場での売却リスクがさらに高まっている。
修正が発生した場合、PEPE価格は50日指数平滑移動平均線（50日EMA; 赤の波）の約0.00000965ドルまで下落し、現在の価格水準から約40%の下落となる可能性がある。
逆に、上昇トレンドが続く場合、PEPEは今後数週間で2.618フィボナッチリトレースメントレベルの約0.00002203ドルを試す可能性があり、現在の価格水準から約32%の上昇となる。
リッチなPEPE投資家が投げ売り
PEPEの弱気なテクニカル的見通しは、裕福な投資家の継続的な利益確定活動によってさらに強化されている。
特に、市場の上昇期間中に、1億トークン以上のバランスを持つエンティティによって保有されているPEPEの供給量が減少している。これは、これらの「クジラ」が価格のピークごとに売却していることを示している。結果として、小口投資家によって保有されるPEPEの供給量が増加している。
しかし、最近の価格上昇後に数百万ドル相当のPEPEトークンを取引所から引き出したトレーダーがいる個別のケースもあり、これらのトレーダーは現在の高値で売却する代わりにミームコインを保持する意図を反映している。
これらの引き出しが全体のクジラ供給データに与える影響はまだ見られていないが、これにより6月のPEPEの修正リスクが高まっている。
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