オンチェーン分析企業パーセックは、設立から5年で事業を終了すると発表した。仮想通貨トレーダーの資金フローやオンチェーン活動がかつての姿と大きく変化したことが背景にある。
同社は木曜日のX投稿で「パーセックは事業を終了する」と表明。ウィル・シーハンCEOは、市場が動く方向と逆の賭けをしてしまったと述べた。
シーハン氏は、同社が主に分散型金融(DeFi)や非代替性トークン(NFT)に注力してきたことが、現在の業界の方向性と合わなくなったと説明した。
「FTX後、DeFiのスポットレンディングにおけるレバレッジは以前のようには戻らなかった。変化し、我々が十分に理解できない形へと変貌した」と語り、オンチェーン活動も理解できない形で変化したと付け加えた。
クリプトスラムのデータによれば、2025年のNFT販売額は約56.3億ドルで、2024年の89億ドルから37%減少した。平均販売価格も前年比で124ドルから96ドルへ低下した。
パーセックはユニスワップ、ポリチェーンキャピタル、ギャラクシーデジタルなど主要プレーヤーから出資を受け、2021年1月初旬にローンチした。これはビットコイン(BTC)が約3万6000ドルから4月に6万ドルへ急騰する数カ月前のタイミングだった。

同社はX投稿で「オンチェーンの浮き沈みを共に歩んだすべての人々に永遠に感謝する」と述べ、「本当にすごい旅だった」と振り返った。
オンチェーン分析プラットフォーム、ナンセンのアレックス・スヴァネヴィクCEOは、パーセックは「素晴らしい走りを見せた」と評価した。
業界再編のフェーズへ向かう可能性
今回の発表は、仮想通貨スタートアップのエントロピーが数週間前に事業終了と投資家への資金返還を発表したことに続くものだ。同社はスケーリングの課題やプロダクト・マーケット・フィットの確立に苦戦したことを理由に挙げている。
ブリッシュのトム・ファーリーCEOは2月8日のCNBCインタビューで、今後数カ月で業界に大規模な統合が起きると予測した。より大きな企業がプロジェクトを買収し、全体として断片化の少ない市場へと移行する可能性があるという。
コインマーケットのデータによれば、ビットコイン価格は10月の史上最高値12万6100ドルから6万7246ドルへと46%下落している。
