2年以上前に閉鎖されたP2Pフリマ・プラットフォームだった「オープンバザール」が帰ってくるかもしれない。SNSやGitHubのアップデートによってわかった。
eBayの代替として称賛されたオープンバザールは2014年に初めて立ち上げられた。同マーケットプレイスではユーザー同士がビットコイン(BTC)を使用して直接取引を行うことができるP2P市場で、あらゆるものが扱われていた。
当初は「ダークマーケット」という名称だったが、イメージ改善を目指してコミュニティからの意見を受け入れオープンバザールと名前を変更した。
もともとダークマーケットは2013年10月にダークネット市場「シルクロード」摘発をうけ概念実証として開発されたものだ。
オープンバザールのGitHubのリポジトリには2020年に閉鎖されたマーケットプレイスの新バージョンの構築に向けた進捗が示されている。
オープンバザールの元プロジェクトリーダーで、開発元OB1のCEOであるブライアン・ホフマン氏は4月9日、新しいバージョンのマーケットプレイスの開発進捗についてツイートした。
Hitting 1,000 lines of code on the new @openbazaar repo. This is getting more interesting by the day.
— brian hoffman (@brianchoffman) April 8, 2023
ホフマン氏はオープンバザールが以前に資金調達の問題やユーザー数の伸び悩みから閉鎖を余儀なくされたことを考慮して、今回のマーケットプレイスがどのように異なるのかと尋ねられた。それに対してホフマン氏は「(今回は)自由な探求だ」とのべている。
I’m letting it go where it goes. No investor input or outside influences. Freedom of exploration.
— brian hoffman (@brianchoffman) April 9, 2023
オープンバザールの復活の最初の兆しは、ホフマン氏がプログラミング言語「Rust」を使用したマーケットプレイスの新バージョンの開発に取り組んでいることが示されたGitHubページをリンクしたことからわかった。
https://t.co/NrJy7OqKJJ
— brian hoffman (@brianchoffman) March 28, 2023
it's begun... pic.twitter.com/FkOOVNsc8c
その数時間後、オープンバザールの公式アカウントも「灰塵から再び成長する時が来た」とツイート。
work has begun. we will need recruits. we will need your ideas, your thoughts.
— OpenBazaar (@openbazaar) March 28, 2023
オープンバザールのウェブサイトには「オープンバザール3.0 - 近日公開」というメッセージが掲載されており、再び立ち上げられる可能性が高いことが示されている。
コインテレグラフは、ホフマン氏とオープンバザールにコメントを求めたが、すぐには返答が得られなかった。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン