2年以上前に閉鎖されたP2Pフリマ・プラットフォームだった「オープンバザール」が帰ってくるかもしれない。SNSやGitHubのアップデートによってわかった。

eBayの代替として称賛されたオープンバザールは2014年に初めて立ち上げられた。同マーケットプレイスではユーザー同士がビットコイン(BTC)を使用して直接取引を行うことができるP2P市場で、あらゆるものが扱われていた。

当初は「ダークマーケット」という名称だったが、イメージ改善を目指してコミュニティからの意見を受け入れオープンバザールと名前を変更した。

もともとダークマーケットは2013年10月にダークネット市場「シルクロード」摘発をうけ概念実証として開発されたものだ。

オープンバザールのGitHubのリポジトリには2020年に閉鎖されたマーケットプレイスの新バージョンの構築に向けた進捗が示されている。

オープンバザールの元プロジェクトリーダーで、開発元OB1のCEOであるブライアン・ホフマン氏は4月9日、新しいバージョンのマーケットプレイスの開発進捗についてツイートした。

ホフマン氏はオープンバザールが以前に資金調達の問題やユーザー数の伸び悩みから閉鎖を余儀なくされたことを考慮して、今回のマーケットプレイスがどのように異なるのかと尋ねられた。それに対してホフマン氏は「(今回は)自由な探求だ」とのべている。

オープンバザールの復活の最初の兆しは、ホフマン氏がプログラミング言語「Rust」を使用したマーケットプレイスの新バージョンの開発に取り組んでいることが示されたGitHubページをリンクしたことからわかった。

その数時間後、オープンバザールの公式アカウントも「灰塵から再び成長する時が来た」とツイート。

オープンバザールのウェブサイトには「オープンバザール3.0 - 近日公開」というメッセージが掲載されており、再び立ち上げられる可能性が高いことが示されている。

コインテレグラフは、ホフマン氏とオープンバザールにコメントを求めたが、すぐには返答が得られなかった。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン