仮想通貨取引所OKXのドバイ子会社が、取引所サービスに関する仮想資産サービスプロバイダー(VASP)のライセンスをドバイの仮想資産規制当局(VARA)から取得した。
ライセンスを付与されたものの、OKXは規制当局の要件を満たすまで「営業停止」状態を維持すると強調した。中東・北アフリカ地域のジェネラルマネージャー、リファド・マハスネ氏はコインテレグラフに対し、同社は要件を完了する作業を進めており、数ヶ月以内に稼働可能になると述べた。
運用開始後、OKXミドルイーストは規制されたVASPサービスを提供できるようになり、「現物と法定通貨の取引サービス、現地通貨ディルハムの入出金、現物取引ペア」を含む。マハスネ氏は、これらのサービスが個人投資家および機関投資家が利用できるようになると説明した。
2022年3月、ドバイのシェイク・モハメド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム首相は、ドバイにおける仮想通貨の法的枠組みを確立する新たな仮想資産法を承認した。
OKXのマハスネ氏はVARAのライセンス申請プロセスを称賛し、効率的に進められたと語った。同氏によると、規制当局は地元の仮想資産セクターを効果的に規制しているという。また、マハスネ氏はOKXとVARAの協力が、仮想通貨分野での「責任ある成長」を促進する際に、明確な規制の重要性を強調するものだと考えている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン