昨年、非代替性トークン(NFT)は、成長するWeb3業界で重要な役割を果たし続けた。NFTは、誇大広告ベースのリリースから、長期的価値を持つユーティリティ中心のプロジェクトへと移行を開始した。

22年のブロックチェーンと分散型アプリケーション(DApp)の採用に関する新たなDappRadarレポートによると、昨年のNFTの売上は1億100万に達したことが明らかとなった。前年比67.57%の増加である。

レポートによると、イーサリアムエコシステムはNFTエコシステムの中でトップの座を占めており、市場シェアの21%を占め、2120万件以上のトランザクションが処理されている。以下、ワックス(1450万)、ポリゴン(1330万)、ソラナ(1290万)と続く。

ソラナとImmutable Xの両エコシステムは、トランザクションアクティビティが前年から大幅に増加し、それぞれ440%と315%増加した。

一方、データではBNBエコシステムに変化がないことが示されており、21年、22年ともにトランザクションは約100万件であった。

また、各種チェーンにおけるDAppsの支配的カテゴリーも、昨年変化している。21年には、レポートで使用された13チェーンのうち、2つを除くすべてで、分散型金融(DeFi)アプリが支配的だった。

しかし、今年はリスクの高いゲームやNFT DAppsへの大きな移行によって、競争の場が平準化されている。

さらに、レポートではオンチェーンで作業するアクティブな開発者が最も多いブロックチェーンとして、イーサリアムとカルダノを取り上げ、それぞれ223と151のプロトコルがアクティブであると報告されている。

一方、ポルカドットやコスモスなどのモジュラーブロックチェーンでは、ネットワーク開発者の活動が16%と131.7%増加した。