中国のマイニング大手ビットメイン共同創設者のジハン・ウー氏は、次のビットコイン半減期によって強気相場になるわけではないという見解を示した。中国の8BTCが報じた。

半減期では、ブロックを作成するマイナーに対する報酬が半減される。ビットコインの場合は報酬は1ブロックにつき50BTCで始まり、これまで2回半減が行われた。次の半減期は来年の5月と推定されており、需給の関係が変わることから、価格上昇圧力になるとみるアナリストもいる。

ウー氏は、仮想通貨マーケットはサイクルで動いており、次の強気相場が半減期の後に始まるわけではないかもしれないと予想。ただ、さらに長期的には強気であることを明かし、今はマイニング機器への投資の絶好の機会だと述べた。

「我々は現在短期的には価格の調整局面を迎えている。長期的な展望を持つことは重要だ。もしビットコインの価格が半減期後も変わらなければ、コンピューターの計算力を維持するために既存の機器の効率性が改善されなければならない。」

最近、半減期がビットコイン価格にあまり影響を与えないのではないかという声が相次いでいる。

アルゴリズムを使った投資管理プラットフォームのストゥリクス・リバイアサンは、先月、仮想通貨が半減期の前後数ヶ月で他の資産よりパフォーマンスが良くなるという証拠は見つけられなかった発表。また、パンテラキャピタルのパートナーであるポール・ヴェラディッタキット氏は、今月8日にコインテレグラフ日本版の取材に対して、「半減期はすでに織り込まれていると思う」と発言した

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版