破綻した仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt.Gox)に関連するビットコイン(BTC)が再び動き出している。オンチェーンデータによれば、11月1日に3500万ドル相当のビットコインが複数の未知のアドレスに送金されたことが確認された。
アーカム・インテリジェンスによると、500BTC(約3500万ドル)がマウントゴックスのコールドウォレットから「12cTj」で始まる未知のアドレスに送金されたという。その直後、31.78BTCと468.24BTCがそれぞれ別のアドレスに送金された。
マウントゴックス関連のウォレットで大きな資金の動きがあったのは約1か月ぶりとなる。
アーカムによれば、マウントゴックスの関連アドレスには依然として約4万4905BTC(約31億ドル)が残っている。
マウントゴックスは7月末に債権者への資金分配を開始して以来、8月20日に約7000万ドル相当の1万2000BTCを未知のアドレスに移したのが最初の大規模な取引だった。
今月初め、マウントゴックスは債権者への返済期限を1年延期し、返済期日を2025年10月31日に変更した。公式声明では「多くの再生債権者が弁済を受け取るための必要な手続きを完了していないため、まだ資金を受け取っていない」としている。
また、「システム問題」により一部の債権者が二重に支払を受け取ったことも理由に挙げており、管理人は過払い分の返還を求めた。
マウントゴックスは世界初のビットコイン取引所の1つであり、一時期は全世界のBTC取引の約70%を扱っていた。しかしハッキングが相次ぎ、2014年に出金が停止して破綻に至った。
マウントゴックスの弁済とそれによるBTCの売却に対する懸念は、スポット価格への影響について大きな懸念を引き起こしている。資産は調整局面に入り、10月30日の高値7万3300ドルから5.5%下落し、11月1日の早朝取引で一時6万9000ドルを下回った。しかし、この下落は最新のマウントゴックスのコイン移動とは無関係である可能性が高い。市場の調整は10月31日から約18時間前に始まっている。
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