米格付け会社ムーディーズ、プライベート・ブロックチェーンのリスクを警告

米格付け会社ムーディーズが、信頼できる関係機関の間でのみブロックチェーンを利用するいわゆるプライベート・ブロックチェーンのリスクについて警告した。

ムーディーズは、プライベート・ブロックチェーンのプラス面とマイナス面を考慮するべきと指摘。プライベート・ブロックチェーンは、ビットコインのブロックチェーン取引承認で用いられるような分散型のコンセンサス形成方法がないだけに、操作される危険性があると述べた。

「カウンターパーティーの集中、ITとオペレーション面でのリスク、不適切なブロックチェーンのガバナンス、そして法律や規制の問題などがリスクとしてあげられる」

世界の大手企業を中心にプライベート・ブロックチェーンの採用が広まっている。

例えば、アクセンチュアの「編集できる」ブロックチェーン技術は、ブロックチェーン上の情報を書き換えることが可能だ。

ムーディーズは、こうしたブロックチェーンの危険性に対して警鐘を鳴らしている。

「プライベート/中央集権型のブロックチェーンでは、詐欺のリスクが高まる。システムのデザインや管理体制が、1社か2、3社の手に集中するからだ」

一方、元IBM会長サム・パルミサーノ氏は、ビットコインなどのパブリックブロックチェーンは欧州データ保護法に適合していないとし、プライベート・ブロックチェーンの優位性を主張した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Moody’s Research Warns Corporations That Private Blockchains Contain New Risks