株式会社MIXI(以降MIXI)はゲーム特化型ブロックチェーンOasysにバリデータとして参加しているが、さらなるコンテンツでの協業に向けて計画を進めている。大ヒットスマホゲーム『モンスターストライク』が10周年を迎えるにあたり、MIXIは多くのユーザーにさらなる驚きと楽しみを提供するとしている。

MIXIが提供する『モンスターストライク』はリリースから今年の10月で10年が経ち、またスマホゲームの『共闘ことばRPG コトダマン』も5周年を迎える。「タワーオブスカイ」などモンスターストライクのキャラクターを活用したモンストシリーズを複数リリースしている。
さらに『最強ジャンプ』ではモンスターストライクのキャラクターを使った連載マンガ『バーストファンタジスタ』が6月号から始まっている。このように人気タイトルゲームを主軸としてユーザーに多くの楽しみを提供し、今後もさらにユーザー同士がコミュニケーションできるようなものを提供していく予定だ。

Oasysとは

Oasysは「Blockchain for Games」をコンセプトにした、ゲームに特化したブロックチェーンプロジェクトだ。ブロックチェーン取引における合意形成アルゴリズムはPoS(Proof of Stake)方式を採用し、環境面にも配慮している。
独自のOasysアーキテクチャにより、ブロックチェーンゲームのユーザーに対して取引手数料の無料化と取引処理の高速化を実現するのが特徴だ。

MIXIがweb3に進出する理由

MIXIはユーザー同士のコミュニケーションを閉じたものとしないため、web3に進出してアクティブなユーザーが参加しやすいようにしていきたいとしている。
「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」というのがMIXIが提供するサービスの目的だ。友人や家族間で楽しめるのが『モンスターストライク』の魅力だが、さらに深く豊かに「心もつながる」場と機会を創造し続けるためにweb3へ進出するとしている。

MIXIとOasysの協業で実現すること

MIXIはブロックチェーンゲームの普及と成長を目指すOasysネットワークに2023年4月からバリデータとして参画している。バリデータとはブロックチェーンの取引が正しいものであるかを検証する運営者のことである。Oasysバリデータに参加する企業はMIXIのほか大手ゲーム会社やweb3企業など20社を超える。
バリデータとして参加したうえでMIXIは自社が持つモバイルゲーム開発のノウハウや強いIP力と、Oasysが持つゲーム特化のアーキテクチャとweb3領域の知見を組み合わせてシナジーを生み出すとしている。その具体的な内容はまだ明らかになっていないが、2024年度内には何かしらの形にしたいとアナウンスしている。