仮想通貨投資を手掛けるギャラクシーデジタルの創業者兼CEOのマイク・ノボグラッツ氏は、ビットコイン(BTC)には2つの追い風があると指摘している。

「仮想通貨はいまやハードアセットだ。金のようにね」と、ノボグラッツ氏はCNBCの経済番組『ファストマネー』のインタビューの中で主張している。

ノボグラッツ氏がビットコインの強気材料として、米国における大規模な経済刺激策、そして来月に予定されているブロック報酬の半減期を挙げている。

「中央銀行によって行われる金融刺激策はどんどんと拡大している。人々はより希少なものを探そうとしている。ビットコインは(発行上限が)2100万しかなく、87%は既にマイニングされている。そして来月にはインフレ率は半減する」

ノボグラッツ氏は、「ますます多くの人々が(ビットコインを)購入し始め、学びたいと思っている」と語っている。

「金のなる木はない」

またノボグラッツ氏は「金のなる木はない」との自身の考えを改めて示し、ビットコインや金といったハードアセットが、勢いを得ていると主張した。

ノボグラッツ氏が4月はじめにもCNBCに出演して、株ではなくてビットコインを買うように呼びかけた。その時にも「金のなる木はない」と述べ、過度な金融緩和策への警鐘を鳴らしていた。

「私は子供の頃、金のなる木はないと教わった。そして今、世界でマネー印刷パーティーが起きている。ある時点で自分たちの身に跳ね返ってくるだろう。私はハードマネーこそが買いだと思う」

仮想通貨相場は小幅な反発

22日の仮想通貨市場は、前日の全面安の展開から一転し、ほぼすべての通貨が反発の動きを見せている。

出典:Coin360 18:30時点

ビットコインは前日比1.9%高となり、6950ドル近辺で推移。7000ドルへの回復を伺っている状況だ。イーサ(ETH)は3.2%高の175ドル台で取引されている。XRPは1.7%高で0.185ドルで推移している。