ビジネスインテリジェンス企業のマイクロストラテジーは、2021年第2四半期に4億2480万ドルの減損損失を計上したが、それでもビットコインをさらに購入すると表明している。

これは第2四半期末のビットコイン価格に基づいて計上された含み損だが、実現損失を反映したものではない。数字をどのように合算するかによるが、マイクロストラテジーはビットコインに費やした金額よりも10億ドル近く稼いだようだ。

マイクロストラテジーのマイケル・セイラーCEOは、ビットコインに対する強烈な信念に加え、今後もさらにビットコインをその準備金に追加すると決心している。

「私たちは、デジタル資産戦略の実施の結果に引き続き満足している。最新の資金調達により、現在10万5000BTCを超えるまで保有を拡大させることができた。今後も、デジタル資産戦略に追加の資本を投入していく」

第2四半期の決算は29日に発表された。6月30日時点で、マイクロストラテジーは10万5085BTCを保有しており、約20億5100万ドルの簿価を持つ。買い入れ以来の累積の減損損失は6億8960万ドルになるという。1BTCあたりの平均帳簿価格は1万9518ドルだ。

今週初め、イーロン・マスク氏が率いるテスラは、ビットコイン保有で2300万ドルの減損損失を計上した第2四半期決算を公開している

第2四半期の売上高は1億2540万ドルとなり、前年同期比で13.4%増となっている。最終損益は2億9930万ドルの赤字となっている。