ビットコイン (BTC) マイニング企業として時価総額が最大のマラソン・デジタルは、S&P小型株600指数へ組み込まれたことが確認された後、株価が18%上昇した。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは5月3日の取引終了後、5月8日に暖房換気機器メーカーのAaonとマラソンを入れ替えることを発表した。
S&P小型株600 は、直近四半期と過去4四半期にわたって利益を計上し、時価総額が10億ドルから67億ドルまでの米国企業600社を組み入れている。
Googleファイナンスによると、5月6日のマラソン・デジタル (MARA) の株価は、約18%上昇して20.67ドルとなっている。

4月20日のビットコイン半減期により、マイナーのブロック報酬が6.25BTC から3.125BTC (現在の価格で 198,000 ドル相当) に減少して以来、同社の株価は25.2%上昇している。
ただし、年初来では9.86%下落しており、2024年の最高値は2月28日の31.03ドルだった。
マラソンデジタルの時価総額は56億ドルで、S&P小型株600は発行調整後時価総額加重法を採用しているため、同社は指数内でより大きなウエイトを占める可能性がある。
マラソンは5月9日に第1四半期決算を発表する。投資調査会社ザックスは、売上高が前年同期比280%増の1億9,390万ドル、1株当たり利益が 0.02 ドル (前年同期比 166.7% 増)になるとを予想している。
マラソンのライバル企業であるそのほかのビットコインマイニング企業株価も5月6日に良好な成績を収めており、クリーンスパーク(CLSK) は約8%、テラウルフ (WULF) は約10.7% 上昇した。
