世界の大手保険グループ、スイスでブロックチェーン企業を設立

 世界の大手保険会社が運営するブロックチェーン保険イニシアチブ(B3i)は、スイスのチューリッヒに、スタートアップのB3iサービスAGを設立したと発表した。保険業界全体で付加価値の連鎖を生むブロックチェーン取引プラットフォームの構築を目指す。コインテレグラフ・ドイツが26日に伝えた

 B3iと今回新たに設立されたB3iサービスAGは、大手再保険会社のミュンヘン再保険とスイス・リーや、チューリッヒ、アリアンツ、エイゴンなどの大手保険会社が支援する。このリサーチ・イニシアチブは当初、保険業界におけるブロックチェーンの活用事例の可能性を探求する試験事業に着目していたが、B3iサービスAGでは、機能的なブロックチェーン取引システムの実施に注力する。

 B3iが以前実施した自然災害補償向けの試験事業には、合計38社の保険会社と保険ブローカーが参加した。B3iによると、ブロックチェーンの完全実装により絶対効率が30%向上した。

 保険業界でブロックチェーン技術が活用されるのはB3iサービスAGが初めてではない。デロイトと他の保険会社グループは昨年11月、ブロックチェーンを使ったプロバイダー変更時の顧客管理システムの試験を成功させた。また昨年9月には、物流大手のマースクがマイクロソフトやアーンスト・アンド・ヤング、保険会社数社と共同でブロックチェーンを使った貨物保険のデータ管理システムの20週間の試験を完了した。

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