衣料通販大手のZOZOを創業した前澤友作氏が電子決済事業を立ち上げる予定であることがわかった。共同通信など複数のメディアが報じた。新事業にはフィンテックを活用した電子決済サービスで、前澤氏が新設した「スタートトゥデイ」の主力事業となるという。

現在までには仮想通貨(暗号資産)やビットコインに関するものかはわかっていないが、仮想通貨取引所ディーカレットでCTOを務める白石陽介氏が11月から参画する予定だと報じられているほか、前澤氏は自身のツイッターアカウントや公式サイトでは「お金配りのその先へ。複数の決済サービスと独自通貨圏創造」と事業内容を説明している。

同事業では19日23時59分まで初期メンバーを募集している。

前澤氏はツイッターで度々、現金の配布企画を実施している。19日現在ではじゃんけんに連続で勝利した人に最大で100万円がもらえる企画を実施している。

しかし、これまでにはこうした企画が詐欺の標的となったこともある。

過去には、前澤氏になりすましたツイッターアカウントで、イーサ(ETH)やビットコインをプレゼントと題するプレゼントページに誘導させ、「0.1から10BTCを以下のアドレスに送信し、0.2から20BTCを取得」などと仮想通貨の送金を要求する詐欺があった。

ホワイトハッカーとして知られるCheena氏がITmediaに投稿した記事では日本円にして1000万円ほどの被害額が報告されている。