今週、ライトコイン価格は、ビットコインに対して最大で35%の上昇を見せており、1年ぶりの高値を記録した。アナリストはしばらくは上昇の勢いが継続すると予想している。

LTC/BTCのレートは、アジア太平洋地域の取引時間中に6358satsとなった。その後、ロンドン時間に入ると、日中安値である5776satsまで調整された。これはピーク付近で利益確定のセンチメントが高まったためだ。
しかし、グラスノードのデータによると、ライトコインの強気を相殺するような調整はほとんどなかった。同社によると、2021年に入ってからのライトコインの有効アドレス数が急激に増加しており、ビットコインの上昇トレンドが冷え込む兆しを見せている中、ビットコインが「デジタルゴールド」と呼ばれることに対し、「デジタルシルバー」と称されるライトコインに対する需要が高まっている。

アルトコインの季節
ライトコイン価格の上昇トレンドは、現在進行中のアルトコインブームと共に始まった。最近では、ビットコインがライバルのアルトコインに市場シェアを奪われ、時価総額で2番目に大きい仮想通貨であるイーサ(ETH)は3500ドルを超える記録的な高値を記録した。
ビットコインに対して、イーサ価格は2018年7月以来初めて、6350satsに達したほど、イーサに投資が集まっている。

ライトコインも同様に、ビットコイン相場と米ドル相場の両方で好調だ。5月6日にはLTC/USDレートは前回の史上最高値付近を推移し、365.20ドルをつけた。ロンドン時間に入ると、やや下落した。
$LTC recently rallied to $360+
— Rekt Capital (@rektcapital) May 6, 2021
Which means #LTC has broken two very important resistance levels:
• $226
• $305
These are #Litecoin Four Year Cycle levels
Break the old All Time Highs and Candle 1 will rally to new unimaginable highshttps://t.co/BCRcr7B6GB pic.twitter.com/mZl1A9BOyK
ソーシャルメディアで多くのフォロワーを持つアナリストであるRektCapitalは、ライトコインが重要なレジスタンスを突破したことで、今後のより大きな上昇につながるものと主張し始めた。
一方で、ビットコイン市場の調整ムードは、トレーダーがアルトコイン市場で利益を得ようとの動きを後押しし続けている。下のチャートに示されているように、仮想通貨市場におけるドミナンスの低下は、LTC/USDの価格パフォーマンスと逆相関している。

ライトコインブーム
ビットコインは51000ドルから60000ドルの範囲内で取引されており、長期的なセンチメントは強気だ。ビットコインの安定した強固なトレンドは、ライトコインを含むアルトコイン市場に強気の勢いを提供している。

「ライトコインは最終的に1000ドル以上に到達するというのは現実的だと思う」と、仮名の仮想通貨トレーダーが5月6日にツイートした。
「もしかしたら1,500ドル近くになるかもしれない」