LINEの仮想通貨取引所BITMAXを運営するLVCは、BITMAXユーザーの調査を行い、3日に公表した。それによれば、ユーザーの62%が仮想通貨取引の「経験なし」と回答しており、LINEの参入で新たな仮想通貨投資家層の開拓につながっていることがわかる。

調査は今年3月にBITMAXの登録ユーザーを対象に行われ、5026人が回答した。

ユーザーの4割は20代

BITMAXのユーザーの41%が20代を占めた。さらに30代では27%となっており、20~30代だけで全体の68%を占めている。

出典:LVC

投資経験の有無について質問したところ、48%が「経験なし」と回答。さらに仮想通貨取引の投資経験については62%が「経験なし」と回答している。投資を始めるきっかけとして、LINEの仮想通貨取引サービスに登録しているようだ。

実際、仮想通貨取引を始めた目的についての質問では、「少額投資」(45%)、「投資の勉強、経験になるから」(38%)といった回答が上位を占めている。

また仮想通貨投資について「将来性があると思ったから」といった回答が30%と上位にあり、仮想通貨への期待感もユーザーの中には多いようだ。また「24時間365日いつでも自由に取引できる」(25%)といった部分もユーザーを惹きつけているとみられる。

加えて、BITMAXの魅力に感じてる点という質問では、「LINEからアクセスできて便利」との回答が47%を占めており、LINEのプラットフォームと連携している部分がユーザーにとって参入しやすさにつながっているとみられ、新たな投資家層の開拓につながっているようだ。

仮想通貨投資には6割が前向き

調査は3月10日~16日の間に行われている。この間、仮想通貨相場は急落する場面があったものの、BITMAXのユーザーは投資に前向きな回答が多い。

「積極的に投資していきたい」(20%)と「少しずつ投資していきたい」(45%)を合わせると、ユーザーの65%が仮想通貨投資にコミットしていく姿勢だ。

出典:LVC

「BITMAXに今後期待すること」との質問には、取り扱い仮想通貨を増やすことや、LINEの独自仮想通貨「LINK」への期待の声が多く寄せられたという。