チャットアプリを手掛けるLINEは5日、ブロックチェーン技術の研究・開発を行う専門組織「LINE Blockchain Lab」を設立したと発表した。独自の技術開発を進め、既存のLINE関連サービスや、参入を目指している仮想通貨取引事業への応用などを目指す。

 LINEは、新組織の下でブロックチェーン技術を応用した分散型アプリケーション(DApp)の開発や、独自のブロックチェーンプラットフォームの開発を進めたいとしている。研究・開発した技術を応用して、既存のサービスや今後取り組んでい行く金融関連サービスに応用する考えだ。

 今回の専門組織設立に伴い、研究・開発を担当するエンジニア職の採用を積極的に行い、年内に30人規模の組織を目指すとしている。

 LINEは今月2日、韓国でブロックチェーン技術を扱う子会社、アンブロックを設立している。日韓両国でブロックチェーン技術の研究を進める体制を取ることになる。