ブロックチェーン開発のLayerXは28日、約30億円の資金調達を行ったと発表した。ブロックチェーン技術などを使ったデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるとしている。
今回の資金調達は、ベンチャーキャピタルのジャフコ、独立系VCのANRI、ヤフーグループのVCであるYJキャピタルが引き受け先とする。
LayerXはセキュリティトークン発行に向けて三菱UFJグループと協業しているほか、最近ではDX推進に向け積極的に動いている。クラウドサインを展開する弁護士ドットコムや、GMOあおぞらネット銀行、マネーフォワードとの提携を進め、企業・行政機関のDX支援を目指している。
ジャフコの三好啓介取締役パートナーは、ブロックチェーンが実需フェーズに移り変わっていると指摘している。
「コロナ禍は、日本の様々な課題を剥き出しにしました。それが、DXという大きな潮流を更に加速させています。『ブロックチェーン』はテクノロジーキーワードではなく、インフラの再構築に向けた実需フェーズに移り変わりました」