韓国・済州島「新たなクリプトバレー」目指す、ロジャー・バー氏にも協力依頼

 韓国・済州島の元喜龍(ウォン・ヒリョン)知事は、先週末に開かれた仮想通貨のカンファレンスで講演し、済州島を「スイスのツーク市やマルタ、シンガポールのようなブロックチェーンのハブにしたい」と語った。講演の後、ウォン知事は仮想通貨界の著名投資家であるロジャー・バー氏とも会談し、済州島の取り組みの協力を依頼した。

 ウォン知事は8月3日に開催されたフォビ・コリアが主催したカンファレンス「Huobi Carnival」に登壇。韓国メディアのビジネスコリアによれば、ウォン知事は「ブロックチェーン技術は、韓国がインターネットプラットフォーム分野で力を発揮する最初で最後の機会だ」と指摘し、「スイスのツーク市やマルタ、シンガポールのようなブロックチェーンのハブになれる」と語った。

 済州島は韓国国内で高度な自治権を与えられた特別自治体。ウォン知事は中央政府と協議し、「済州島での仮想通貨とブロックチェーンの企業活動を保証する。これらの活動によって得られたデータを分析し、合理的な規制と基準を作り、済州島を仮想通貨・ブロックチェーンビジネスのルールメーカーにする」と強調した。

 ロジャー・バー氏もフォビのカンファレンスに登壇し、その後、ウォン知事と会談した。会談の様子を配信したCoincast TVの動画では、簡単に送金できる仮想通貨の能力を実証するため、バー氏が自分のスマホを使って、知事や関係者に100ドル分のビットコインキャッシュを送金してみせた。

 ウォン知事は「済州島を新しいクリプトバレーにしたい。そのためのサポートをしてほしい」と、バー氏に要請。9月に改めてバー氏やフォビの関係者を済州島に招待し、協力について議論したいと語った。バー氏も「サポートすることは大好きだ」と、要請に応じた。