韓国の中央銀行である韓国銀行は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の研究を強化する。専門組織のもとで人材を増強させるという。韓国メディアのフィナンシャルニュースが27日に報じた。
27日に韓国銀行が発表した「2020年の政策運用指針」の中で、「イノベーションに対応する支払い・決済インフラを改善・拡充するため、分散型台帳技術や仮想通貨、中央銀行デジタル通貨(CBDC)などの研究をより強化する」と述べた。
フィナンシャルニュースによれば、専門組織のもとでCBDCなどの研究を進めていく体制になる。ただ韓国銀行の関係者は「CBDCを発行することを前提とするものではない」と釘を刺したという。
韓国銀行は12月、デジタル通貨・仮想通貨の専門家を募集していることが明らかになっていた。
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