韓国の大手インターネット企業カカオが手掛けるブロックチェーン「クレイトン(Klaytn)」がLINEが開発したブロックチェーン「フィンシア」と統合するようだ。
カカオとLINEは御存知の通り日韓で主要なメッセージングアプリだ。
クレイトンとフィンシアは今日共同声明で新しいブロックチェーンを形成する意向を表明した。統合されたチェーンはイーサリアム仮想マシン(EVM)とCosmWasmフレームワークの両方をサポートする。提案が承認されればそれぞれのブロックチェーンを運営する財団(ファウンデーション)も一つの組織に統合される。
新しくできるメインネットはカカオトークやLINEとの連携を継承する。あわせると2億5000万以上のウォレットアドレスと420以上の分散型アプリを抱える。
「カカオトークとLINEのすべてのユーザーにアクセスできる新しいパブリックブロックチェーンは、アジアのITおよびエンターテイメント企業によるWEB3参入の足がかりになる」。(共同声明)統合に関する投票は、1月26日から2月2日にかけて行われる予定だ。
両社はまた各社が発行する暗号通貨KLAYとFNSAを統合。新しいトークンの提案も行っている。現行コインの保有者は、発行時に新コインと交換可能になるとのことだ。「コインをデフレ」にし長期的に価値が高まっていく設計にする。
提携の可能性が発表された後KLAYの価格は過去24時間で31.8%上昇。FNSAは22.6%上昇した。