ASICマイニング機 「利益出しているのは2つのみ」 仮想通貨暴落でマイニング業界再編の流れ続く

仮想通貨相場の下落が止まらない中、ASIC系の最新のマイニング機器でさえ十分な利益を出すことに苦戦していることが11日に明らかになった。

マイニング利益に関するデータサイトASICMinerValue.com (AMV)によると、仮想通貨のマイニングに使われる特定用途向け集積回路ASIC(エーシック)の利益率が減少。とりわけビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)のハッシュ関数「SHA-256」に絞ると、利益を出しているのはたった二つしかない

二つの機器は、今年の10月に出された最新型。それぞれ1日に0.58ドルと0.21ドルの利益を出している。

ASIC miners tailored for SHA-256-based cryptocurrencies, in order of profitability, Dec. 11. Source: ASICMinerValue.com

 

11月中旬から続く仮想通貨相場の暴落の結果、マイニング業界の苦戦が続いている。

10日に仮想通貨取引所ビットメックスが、仮想通貨相場急落によってマイニング業界が苦戦していることを示すデータを公表。11月の初めの頃と比べてビットコインは約45%下落したが、同時期にビットコインのハッシュパワーは、マイニング機器ビットメインS9の130万台分に相当する31%近くも減少したというレポートを出した。

また3日にブルームバーグが調査会社のデータを引用して伝えたところによると、9月以降少なくとも10万の個人マイニング業者が廃業。残された数少ない大手マイニング業者が手を組むことで、いわゆる51%攻撃を行い、不正な取引承認をする可能性が高まるという見方も出ているという。

仮想通貨相場の低迷と同時に、マイニング業界の再編は続きそうだ。