ウィルス対策ソフト「マカフィー」の創業者であるジョン・マカフィー氏は、2020年までにビットコインが100万ドル(約1億800万円)に到達するという予測据え置いた。

最近のビットコイン価格の乱高下に動揺するコミュニティーに対してマカフィー氏は、あまりのネガティブさに「笑い転げている」とし、次のように述べた。

「ビットコインが1万ドル台で推移しており、人々は心配している。笑っちまうぜ!!なぜ週ベースの変動に注目するのか?頼むから過去2、3ヵ月を見てくれよ。劇的に急上昇している。私は、2020年の終わりまでにビットコインが100万ドルに到達するという予測に対して未だにポジティブだよ。アポロやMTCといったアルトコインは10倍上がる」

執筆時点(7月16日午前10時15分)までの24時間では9%以上上昇しているものの、週ベースでみると10%のマイナスとなっており、短期では乱高下が続いている。

(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(7日間)」)

今年前半という期間で見ると、米国の仮想通貨資産運用会社グレイスケール・インベストメンツが手がけるビットコイン信託(GBTC)が、全てのファンドの中で一番成績が良かったとウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

マカフィー氏は、最近のコインテレグラフとのインタビューの中で、今から10年以上の未来には「法定通貨はどこにも存在せず(中略)全てが仮想通貨になるだろう」と予想した。

仮想通貨業界で最も影響力があるという調査もあるマカフィー氏。2020年の米大統領選挙に仮想通貨コミュニティを代表して出馬すると表明しているが、米内国歳入庁(IRS)の追及を逃れるため海外から出馬する計画を立てている

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版