著名投資家であるジム・ロジャーズ氏は、「ブロックチェーンは最も面白い分野だ」と語り、世界を大きく変えるだろうと予測した。日経QUICKニュースが8日にインタビューを掲載した

インタビューは2045年を占うというもので、ロジャーズ氏は2045年に向けて成長が見込める産業としてブロックチェーンを真っ先に挙げた。

「(ブロックチェーンによって)銀行などで多くの人の職を奪う一方、多くの新たな職を生み出すだろう。ブロックチェーンや人工知能(AI)の正しい知識を持つ者が今後25年で成功できる」

またマネーがすべてコンピュータ上の存在にあるだろうと予測。「好ましくないことではあるが」、政府が人々の消費行動を把握できる未来になるだろうと語った。

その一方で、政府に監視されない仮想通貨の未来については悲観的だ。ロジャーズ氏は、政府が監視することができない通貨は「政府の圧力によって消えていくだろう」と分析している。