大手商社の丸紅は、鋼管のトレードにおいて、ブロックチェーン技術を使ったトレーサビリティの実証実験を開始する。同社が24日に発表した。ブロックチェーンで、鋼管製品の真正性を証明できるようにする。
発表によれば、丸紅が50%出資している伊藤忠丸紅鉄鋼(MISI)の鋼管のトレードにおいて、実証実験を行う。MISIで調達した鋼管を対象に、鋼管に関する各種データをブロックチェーンに連携させ、トレーサビリティに関する情報の信用性の向上を目指すという。
今回の実証実験にあたっては、シンガポールのブロックチェーン技術のアプリケーション開発企業である、ブロックチェーン・ソリューションズ社(Blockchain Solutions Pte. Ltd)がシステムを構築する。