ビットコイン(BTC)支持者のジャック・ドーシー氏がCEOを務めるスクエアは、10月8日、約4709BTC(約53億円)を購入したと発表した

米モバイル決済企業のスクエアは、自社アプリの「キャッシュ」でビットコイン取引サービスを提供している。一定数のビットコインを保有することで、利用者がすぐにビットコインの売買ができるようにしている。

今回のビットコイン購入の理由としてスクエアは、ビットコインが「経済エンパワメントの道具であり世界の人々にグローバルな金融システムに参加する方法を提供する」とし、会社の目的にかなっていると説明した。

ビットコイン購入は投資であり、スクエアの2020年第2四半期(4-6月期)終了時点の全資産の1%に相当するという。

スクエアの最高財務責任者(CFO)であるアムリタ・アフイア氏は、「我々はビットコインが将来的に至る所で使われる通貨になる可能性を秘めていると信じている」と主張。「より包括的な未来を目指してプロダクト開発を進める企業として、今回の投資はそうした旅に向けた1歩となる」と述べた。

スクエアとビットコイン

先述の通りスクエアはビットコイン関連サービスようにビットコイン購入をしたことはあるが、今回は投資という観点で購入となった。

スクエアは2018年にビットコイン売買サービスを開始。2019年にはビットコイン 開発チーム「スクエア・クリプト」を結成。今年9月には仮想通貨セクターの革新的なテクノロジーへのアクセスの民主化を目指す「仮想通貨オープン特許アライアンス」(COPA)を設立した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン