ビットコイン価格は34000ドルをサポートレベルとして確立することに苦労しているようだ。短期的な上昇の兆候もなく停滞しており、トレーダーは慎重になっている。
懸念事項として、ビットコインの出来高が価格とともに停滞していることが挙げられる。ビットコインが3万ドル台で推移しているにも関わらず、買い需要が減少していることを示している。

38000ドル回復も、機能せず
1月29日にテスラCEOのイーロン・マスク氏がビットコイン支持を示したことを受けて、ビットコイン価格は仮想通貨取引所バイナンスで38461ドルまで上昇した。
しかし、この上昇以前から、アナリストはビットコインの勢いが鈍化していると警告していた。
クリプトクオントのキ・ヨンジュCEOは、ビットコインマイナーからの売り圧力を短期的な弱気シナリオとして指摘していた。
ビットコイン価格は一時14%の上昇を記録したが、24時間で34000ドルまで下落。そのためオンチェーン指標が弱気を示していたことは「イーロン効果」を打ち消す意味があったようだ。
キCEOは上昇前に次のように指摘していた。
「エクスチェンジ・ホエール・レシオが8ヶ月ぶりの高値を更新した。ここから価格が下落した場合、赤いロウソクが大きくなる可能性がある」
ビットコイン価格が38000ドル後に急落したことから、クジラの売りが入ったようだ。
指標が不安定なことに加え、マイナーからの売り圧力があることで、トレーダーは短期のロングにも注意を払っている。
Salsa Tekilaというアカウント名で知られる仮想通貨トレーダーは、ビットコインが上抜けるか、30000ドルまで下がるまではレバレッジを使わないとしている。
一方でByzantine Generalとして知られる仮想通貨トレーダーは、上昇基調は続かないと主張。ビットコインがマクロ的に強気であるとしても、低いタイムフレームで説得力のあるブレイクアウトを見るまでは、下落の傾向は残っていると指摘した。
「強気相場は続いているが、ラリーは壊れている。年間のTWAP(時間加重平均)を取り戻すことができれば上昇は続くが、それまでは何とも言えないね」

今後の注意すべきレベルは?
トレーダーやテクニカルアナリストは、34500ドルから35000ドルのレンジに対するビットコインの反応を注意深く観察している。
もしビットコインが強さ、勢い、高ボリュームでこのレンジを抜け出した場合、短期的なトレンドの反転の可能性が高まる。
しかし、ビットコインが34500ドルの抵抗レベルを再テストするのに苦労し、33000ドルの領域で停滞し続ける場合は、33000ドルを割り込むリスクが残っている。

さらなる下落の兆候を示す指標としては投資家のセンチメントを示す「恐怖&強欲指数」が「極端な強欲」にとどまっていること、グーグルトレンドでの「Bitcoin」の検索数が1月初頭の高値から50%下落していることが挙げられる。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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