14日の仮想通貨ビットコインは6600ドルからやや反発し、6800ドルまで短期的な回復を見せている。トレーダーたちはこの6800ドルを維持できるかどうかが重要なポイントと見ているようだ。

仮想通貨トレーダーのJonnyMoe氏はビットコインが20日間移動平均(6765ドル)のサポートを積極的に守ろうとしていることを重要視。12日に50日移動平均に跳ね返されたために、今度は20日間平均を守れるかどうかが重要だとした。

ただ、トレーダーたちは現在の動きについては、やはり弱気な傾向があると考えているようだ。これまでにも大幅な下落があるとみる投資家がいる中で、新たに、今後数週間以内に下落の可能性を示す指摘が続いている。

仮想通貨ヘッジファンドであるBitazuキャピタルのパートナーを務めるMohit Sorout氏は現在のチャートでヘッドアンドショルダーを形成し、ネックラインを下抜けたことを明示した。

「ヘッドアンドショルダーのセットアップは長期的なスパンで最も信頼できる古典的な手法の一つだ」として、今後の下落に注意を呼びかけている。

こうした場合に次のターゲットについて、5000ドル付近まで下がるのかもしれない。仮想通貨情報サイト「イエローブロック」を手がけるTeddyCleps氏は4時間足でレジスタンスを形成していたが、7200ドルの突破に失敗した後に「赤く反転」し、弱気トレンドに移ったことを示した。

同氏によると、次の重要ラインは6400ドル、さらにこれを下抜けた場合に5400ドルが重要になるとした。こうした予測については闇サイト「シルクロード」運営者のロス・ウルブリヒト氏が長期的には3000ドル付近まで下落すると予想している。

足元ではビットコインは24時間で2%ほど上昇し、6840ドル付近を推移している。

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(出典:Coin360 4月14日午前10時35分)