11月の世界の仮想通貨取引所ランキングで韓国の取引所のビッサム(Bithumb)とアップビット(Upbit)がトップ10入りした。2017年の仮想通貨相場をけん引した重要国の一つである韓国の取引高が増加しており、今年も年末にかけて相場のカギを握るか注目が集まる。

ブロックチェーン・トランスペアレンシー・インスティチュートは、仮想通貨取引所のアクティブユーザーや取引高、スマホでの取引量、サイト訪問者、APIボリュームなどからランキングを作成。一位は24時間の取引高が10億ドルを上回るバイナンス(Binance)だったが、韓国勢の躍進も目立った。

(引用元:Blockchain Transparency Institute 「11月の仮想通貨取引所ランキング」)

韓国のビッサムが5位、アップビットが7位にランキングした。別の情報サイトのCoinMarketCapではビッサムは4位でアップビットは15位だが、ブロックチェーン・トランスペアレンシー・インスティチュートによると、仮想通貨取引所はマイナーなアルトコインを使って取引高を釣り上げる傾向にあり、CoinMarketCapは透明性が完全に担保されていないという。

仮想通貨メディアCCNは、最近ビットコインと韓国ウォンのトレードペアが増加していることが背景にあるのではないかと指摘。先月にはeToroのマティ・グリーンスパン氏が韓国の仮想通貨市場で取引高が上昇していると指摘した。

仮想通貨取引所における取引高

(引用元:cryptocompare.com via Mati Greenspan 「各国通貨ベースでの仮想通貨取引高」)

韓国ウォンによる取引高(青)は最近増加傾向にある。

昨年の上昇相場と今年初頭の急落に韓国の仮想通貨市況が大きく影響したと見る向きもあり、韓国の仮想通貨市場が今後どのように推移するか注目だ。

 

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