ブロックチェーンを使ったロトはくじ引き市場を透明化するか

 ロシア人起業家らがキプロスで立ち上げた「ファイアーロト・プロジェクト」が、イーサリアム・スマートコントラクトに基づくオンラインくじ引きプラットフォームを発表した。ファイアーロトは、オンラインゲーミング市場に登場したのが比較的最近であるにも関わらず、既に4つのくじ引きゲームをそのウェブサイト上で開始しており、当初保証される賞金総額は100万ドルを超えるとコインテレグラフに明かしている。

運だめしを分散化する

 くじ券を2ドル以下で販売するファイアーロト・プラットフォームは、オンラインくじ引き市場全体における透明性の問題を解決しようとしている。同プロジェクトのホワイトペーパーによると「ファイアーロトは、全世界的なブロックチェーン・プロトコルとして作動しうるものだが、特定諸国の政府に対しては、宝くじの公平性の確保という課題に対する解決策として提供されうるものでもある」。

 リサーチ会社・アミコによる最近の報告によると、オンラインのくじ市場の市場規模は、人々がテクノロジーやオンラインでの娯楽活動への適応を続けるにつれ、529億8000万ユーロ(約650億ドル)にまで成長するという。そして勿論、この業界の主な推進力は、急速に成長しているモバイルである。

 くじ産業は全世界的なゲーミング収入のうち、計29パーセントを保持している。そして、デジタル経済の成長による課題に直面している。

 くじというゲームの公平性は未だ疑わしいものである。くじの当選者は本当にいるのだろうか? くじは本当に無作為なのだろうか? お金は本当にひとつのプールに蓄積されるのだろうか? ファイアーロトのチームは、ブロックチェーンの分散化されたプロトコルが、これら全ての疑問に対する答えを用意しうると信じている。

市場に公平性を

 同スタートアップによると、当選番号はビットコインのブロックチェーン技術に基づくRNG(無作為番号生成プログラム)によって選ばれるため、結果を偽ることは不可能だという。「グローバルなくじ産業は、国境をまたぐハイテクなくじに向かって動いており、ブロックチェーン技術はこのイノベーションに必要な足がかりになりうる」。同プロジェクトのチームはホワイトペーパーで述べる。

 すべてのくじのパラメータはオープンソース(GitHubオープンコード)でリリースされるため、24時間年中無休でアクセス可能かつ完全に透明なのだという。そして最終的に、この分散化されたプラットフォームは、当選者に対して完全な自主性と独立を提供する。

 ファイアーロト・プラットフォームは、モバイル版とPC版両方で作動する。現在は、4つのポピュラーなくじゲームが、ユーザー向けに公開されている。インスタントくじのロジャーズ・ウィールは、21個の番号のフォーチュン・ウィールを持っている。ここでは、2から20までの係数で、0.007ETHから遊べるようになっている。ユーザーは、正しい番号を当てた場合、選んだ係数を掛けたリワードを受け取る。

 また、3タイプのくじ引きがある。20個の数字から4個の数字、36個の数字から5個の数字、45個の数字から6個の数字を選ぶものだ。「いずれかを選び、チケットを買い、番号をマークする。くじは6時間ごとに行われる。賞金は、当てた番号の数に基づく」(同プロジェクトのウェブサイト)。同社によると、くび引きのプールは最低でも現在450ETH以上あるが、1100ETHに達するまで拡大し続けるという。

 18年3月、ファイアーロトのチームはトークンによる資金調達キャンペーンを展開している。同プロジェクトは、その透明なアフィリエイトプログラムと、1枚チケットが売れるごとに15%のキャッシュバックが受け取れることによって投資家を惹きつけている。同チームは、チケットの売上収入から50パーセントまでをアフィリエイトパートナーに対してもたらす、ホワイトラベルプログラムを利用する計画をしている。

 ソフトキャップは200万ドル(700万FLOTトークン)で、ハードキャップは1500万ドルとなっている。「ソフトキャップに達しない場合すべての調達金は投資家のウォレットに返却される」とホワイトペーパーは述べている。だがファイアーロトによると、18年1月の前売りの最初の週のうちにソフトキャップは到達したという。

 

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