2日の仮想通貨相場は先月28日以来6日ぶりに6600ドルを回復している。一時6700ドルを突破するなど急騰した。アルトコインではイーサ(ETH)が3%増の137ドル、XRPも0.17ドル台まで上昇した。
(出典:Coin360 4月2日午前10時)
ビットコインは午前9時ごろから急騰し、一時6750ドルに達するなど、過去24時間で9%の上げ幅となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が大手銀のレバレッジ比率規制を一時的に緩和することを発表したことを受けて、仮想通貨相場も反応した。週末には5800ドル台だったのに比べると1000ドル近くも上昇したことになる。
今回ほどの急騰ではないものの、昨年の4月1日と2日も同様に25%ほど急上昇するなどの「エイプリルフールラリー」があった。昨年はその後、6月中旬まで上昇を続け、4000ドルから13000ドルに達した。
今年は来月にも半減期が迫っており、それまでは上昇が続くかもしれない。
8000ドルが狙い目か
こうした価格上昇について、仮想通貨トレーダが予想を繰り広げている。
ツイッターで8万近いフォロワーを持つ著名トレーダーのFlood氏は8000ドルまで上昇すると予測した。
Next stop 8k https://t.co/oXjwAaSYxh
— Flood [BitMEX] (@ThinkingUSD) April 1, 2020
さらに今後も価格上昇が続く根拠となるデータも示されている。
データ分析企業グラスノードは現在のビットコインへのステーブルコイン供給比率が過去最低を記録していることを指摘。ステーブルコインに集まっている資金がビットコインに流れ込めば一気に価格を押し上げる可能性があるした。
Stablecoin Supply Ratio (SSR) is near its ATL.
— glassnode (@glassnode) April 1, 2020
Low SSR means the current stablecoin supply has strong buying power to purchase $BTC and push the price up.$USDT (ERC20) exchange balances at an ATH indicates that those coins are waiting on the sidelines.https://t.co/r1Re9UoVNv pic.twitter.com/I5ZFnScnLX
既報の通り、仮想通貨ボラティリティを基にトレンドを図る「GTI VERA Convergence Divergence Indicator」の一つである仮想通貨10種類を取り扱う「ブルームバーグ・ギャラクシー・クリプト・インデックス(BGCI)」によると、現在の相場には3ヶ月ぶりの買いシグナルが点灯している。