調査会社ガートナーのIT産業アナリストであるアビバ・リタン氏は、米国内の500社以上を対象とした調査の中で、「IoT導入企業の75%がすでにブロックチェーンを導入、または2020末までに導入を予定している」と報告した。コインデスクが報じた

ブロックチェーン技術は仮想ネットワーク間やデバイス間でデータを通信する際に、信頼性のある環境を作り上げることが可能。そのためモノのインターネットとされるIoTに取り組む企業が導入に積極的なようだ。

またリタン氏によると、75%のブロックチェーン採用企業のうち、86%がIoTとブロックチェーンの両方を様々なプロジェクトで実装している。

一方でリタン氏は、プロトコル変更を伴うブロックチェーンを実装することは、長期間稼働し、変動要因に晒されやすいIoTデバイスにとって難しい場合があると忠告した。

ブロックチェーンを実装しても、トランザクションが増加し続けるため、データ処理が膨大になるからだ。リタン氏は、この問題を解決するにはブロックチェーンとIoT両方の改善に5〜10年はかかるとしている。

翻訳 Fumi Ikeda
編集 コインテレグラフ・ジャパン