5月28日にテラ2.0が始動して以来、29日時点でテラ(LUNA)の価格が一時約70%急落した。

テラフォームラボの創設者ド・クウォン氏の復活計画のもと、LUNA2とも呼ばれる新しいLUNAトークンが、エアドロップされている。対象者は旧LUNAであるルナ・クラシック(LUNC)、テラUSDクラシック(USTC)、アンカープロトコルUST(aUST)を保有していた投資家だ。

コインゲッコーのデータによると、LUNAは28日の18.87ドルから約70%下落し、一時4ドル台まで下落した。記事執筆時点では11ドル付近まで回復している。

LUNA/USD chart: CoinGecko

現段階では、この急落は、クウォン氏の改革への信頼が欠けていることを示唆しているようだ。多くの投資家がTwitterで、以前に失った資本のほんの一部を回収し、プロジェクトから手を引こうと検討していることを示している。

バイナンスは、5月31日から対象ユーザーへのLUNAの複数年にわたる配布を開始するとともに、同トークンをハイリスクな資産向けの専用取引ゾーンであるイノベーションゾーンを通じて取引用に上場する予定だ。

コミュニティの人々の中には、バイナンスの配布が始まったらさらなる流血を予測する人もいる。

彼らは、もはやテラエコシステムに真の関心がないため、すぐに売ってしまうと指摘されている。

ラーク・デイビス氏のような人気インフルエンサーも同様の指摘をしており、昨日、彼の988,000人のTwitterのフォローにこう伝えている。

"luna 2.0を買う予定はないが、バイナンスで手に入れば、どんなエアドロップでも捨てるつもりだ。"