カリフォルニア拠点で会計ソフトウェア大手のインテュイット社は、テキストメッセージ経由でビットコイン決済をする技術に関し特許を取得したことが、7日明らかになった。コインデスクが9日伝えた

 米国特許商標庁 (USPTO) が発行した特許書類では、仮想アカウントシステムがどのように携帯電話を使ってユーザー2人が資金を移動するかを詳述している。

 中小企業が法定通貨の代わりにビットコイン決済を処理するのに使うクイック・ブックス・ビットコイン・ペイメンツ・サービスをローンチしたすぐ後の2014年、同社は最初の特許を申請している。

「この発明は決済方法処理と関係がある。この方法は、送金者のモバイルからの決済サービスによる資金の受取、支払総額を含むテキストメッセージ、受取人の識別情報から成る」

 決済テキストメッセージの認証は、様々な方法によってなされる予定だ。一つは、決済処理をするために、ユーザーのアカウントに関連するパスワードを要求すること、もう一つは、さらなる認証のためにボイスメールを利用することが考慮されており、これは応えなくても自動的に非接続されるという。

 そのようなボイルコールは、機械から送られるランダムなメッセージなど、スパムの潜在的脅威から、正当な決済テキストを見分け、確認するのに役立つ。

 インテュイット社は、ビットコインの決済プロセッサへのアクセス改善を探求してきた。14年には会計ソフトのクイック・ブックスをローンチし、決済プラットフォームを開発し続けている。最近は、越境決済を可能にするため、決済プロバイダーのVeemと提携している。